●Pro-Webで提供している無料SSL機能について
Pro-WebではLet's Encryptを利用して無料SSL機能を提供しています。
Let's Encryptを運営している非営利団体のISRG(Internet Security Research Group)は2014年に設立された新しい認証局です。
そのため、別の認証局であるIden Trustが2000年に発行した「DST Root X3」というルート証明書を利用し、クロス署名された中間CA証明書を現在も利用しています。
当初はISRGのルート証明書は様々な端末にインストールされていませんでしたが、2014年~現在まで、自社のルート証明書である「ISRG Root X1」を普及させ、徐々にインストール済み端末シェアを拡大しています。
●現在利用しているルート証明書の期限について
現在は「DST Root X3」のルート証明書を利用した「Let's Encrypt Authority X3」という中間CA証明書を設定していますが、「DST Root X3」が2021年9月30日までの有効期限となるため、来年の9月末をもって「DST Root X3」のルート証明書は利用できなくなります。
●Let's Encryptの対応とユーザーへの影響について
このため、 2021年1月11日(※)からLet's Encryptのルート証明書が「ISRG Root X1」に移行される事になりました。
※移行日を2020年9月29日とお知らせしておりましたが、Let's Encrypt側より2021年1月11日に延期されることが公式にアナウンスされました。(2020-09-23 更新)
ただし、カスタマイズによって2021年9月29日までは引き続き「DST Root X3」も利用できることになっています。
なお、ルート証明書が「ISRG Root X1」に切り替わった場合のユーザーへの影響は、ユーザーが古いOS(Android 8.0以下とMac OS X のEl Capitan以下)を利用している場合、HTTPS接続時に警告画面が出るという状況となります。
(その警告に対して、ユーザーが「続行」のアクションをすることでサイトの閲覧は可能です。)
●Pro-Webでの対応予定について
Pro-Webでの対応につきまして、現在調整中です。対応スケジュールが決まり次第こちらでご案内いたします。
Pro-Webでは、外部で発行した証明書の適用も可能ですので、もし今後も、Android 8.0以下とMac OS X のEl Capitan以下のOSを利用しているユーザーをサポートしたい場合は、外部で証明書を取得して適用くださいますようお願い申し上げます。
2020-09-11